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なぜ「足」にこだわったの?(Part1)

11月に入りましたね。

近日で一気に季節が進んだように感じますが・・皆様体調崩されてませんか?

最近お客様から「なぜ足専門にしたのですか?」「身体の施術はしてないのですか?」「足だけでどんな効果があるの?」など・・質問をいくつかいただきました。

私がなぜ「足」だけにこだわったサロンにしたのか・・・

理由はいくつかありますが、今日はそのきっかけになった最初のエピソードをご紹介したいと思います。

私自身20代前半の頃から足の悩み(外反母趾や冷え・むくみなど)は抱えていたものの、実は長年ほ~ったらかしにしていました。だって今治さなくても特別困らないし、我慢できる範囲だし、何とか生きてるし、歩けてるし・・・なんてしない理由を肯定しながら生活してきました。また自分の足をじっくり見るなんていつだった?と記憶がないくらい。

こんな無頓着な私の意識を変えてくれたきっかけは、業務命令とある患者様とのやりとりからでした。

当時勤務していた施設からフットケアについて学んでくるように言われ、改めてきちんと「足」について学びました。その後私が中心となりフットケアを積極的に院内に導入していきましたが、最初はなかなか受け入れてもらえなかったり、ケア方法に苦戦したりと悩み続けました。

男女問わず「足」って人には見せづらい場所。確かに「足を見せて」といきなり言われても、「はい」とすぐには返事できませんよね。自分に置き換えると・・めちゃくちゃ分かります。

私も何度も断られました。

断られるたび、こちらの業務中心になってないか?心や環境に配慮できているか・・と振り返る日々。

そんな時ある一人の患者様に話を聴いていた中で、思わぬヒントが隠されていたことに気づきました。その方は外反母趾・巻き爪・足裏のタコの痛みが主な症状。数年前から痛みがひどくなり悩んでいた。そこで私が「そんなに前から悩んでたのなら、なぜ言ってくれなかったの?先生も看護師もいるのに・・」と質問したら「だってあなた達は●●の看護師さんだから言っていいか分からないし、またどこに行ったらいいかも分からなかったしね」と。この方は数年痛みを我慢して生活をずーっと続けていたのです。当時の施設はある専門的な治療を行う機関だったので、確かに足の悩みとはかけ離れたイメージ。週に数回、数年通院されていたので私たちとはしょっちゅう顔を合わせていたのに、患者様はあえて専門外と思って遠慮されてたんだ・・と。もちろん私の看護の未熟さもあったのでしょうが・・・

それから日々試行錯誤を繰り返す中、ようやくケアに効果が出てきたり、無関心だった患者様が「足の乾燥が気になるんだけど、何を塗ったらいい?どこに買いに行けばいい?」と自ら聞いてこられるようになったり、拒否的な態度に変化が見られたり・・・

そこからです。もっと「足」を知りたい、もっといい方法はないか?まだまだ関われることはないか?・・と思い始めたのは。そして今までほったらかしにしていた自身の足にも目を向けるようになりました。これが今から約12年程前です。

このやりとりから、足に関して相談するところって確かに悩むな~とは思っていたものの、この時点で自分が「足のお悩みの窓口」になろうとは全く想像もしていない時期。

ここから「足」だけにこだわるサロンを開業するまでの、長い旅が始まるのです~

今サロンでお客様や看護師としても、「足ってね、こんなに大事よ!」なんて言ってる私ですが、こんな私も最初は無頓着な奴で、他者との関わりから気づかされたのです。

「足のお悩みの窓口」にたどり着くまでには時間がかかりましたが、このきっかけがなければ思いつかなかったと思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが・・・

長くなってしまったので、今回はこのへんで。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここから始まる旅について引き続き発信していきますので、ご興味のある方はお付き合いいただけると嬉しいです。

ありがとうございました☺